コンテンツにスキップ

たまり場

「処理は動かしたまま、画面からは一時的に消したい」ターミナルのための機能です。

ペインのタイトルバーにある「ー」ボタンをクリックすると、そのペインがたまり場に退避します。プロセスは動いたまま、画面からだけ消えます。

  • 「ー」= 退避(プロセスは生きている)
  • 「×」= 終了(プロセスを kill する)

タブバーの「ー」ボタンを押す(またはタブをたまり場ドロワーへドラッグする)と、タブが 1 単位のままたまり場へ退避します。中のペインがバラバラになることはありません。

  • 分割のしかた(縦・横)と比率がそのまま保たれます
  • 手動で付けたタブ名・ペイン名もそのまま残ります
  • 元のウィンドウと、タブバー上の並び位置も覚えています

たまり場ドロワーとサイドバーには、タブバーのタブと同じ形をしたカード 1 枚として出ます。状態ドット(中のペインをまとめた色)・タブ名・ペイン数のバッジが載っていて、中のペインがサムネイルとしてバラバラに並ぶことはありません。カードにマウスを乗せると、中の全ペインの画面をまとめてプレビューできます。

サイドバー側のカードは ▸ を押すと中のペインの行が開き、1 本だけ取り出したり終了したりできます。

ステータスバーの「BG」ボタンをクリックすると、たまり場ドロワーが開きます。退避中のペインがあるときは、「BG」の右に件数が出ます。

ドロワーには退避中ペインが横並びのプレビューカードで表示されます。各カードにはペインの画面全体が縮小して映り(端の数行だけが切り取られることはありません)、ライブで内容が更新されます。カードの幅は画面の縦横比に合わせて決まり、プレビューペインは本文の頭・画像・PDF の今のページが映ります。

字が小さくて読めないときは、カードにマウスを乗せてください。画面全体が読める大きさ(窓の 6 割まで)で浮かびます。

退避中のペインは小さく縮めて描くだけで、ペイン自体の大きさは変えません。ドロワーを開いても、退避中の claude などの表示が崩れることはありません。

たまり場から戻す方法は 3 つ:

  1. カードの「復帰」ボタンをクリック — 元のタブにペインが戻る
  2. カードのタイトルバーをドラッグして、ペインエリアにドロップ — ドロップ位置にペインが挿入される
  3. 退避タブのカードをどこでもクリック — 分割・比率・並び位置ごとタブが元に戻る

退避タブから 1 ペインだけ取り出すこともできます(サイドバーのカードで ▸ を開き、そのペインの「復帰」を押す)。取り出したぶんは退避タブの分割ツリーから抜け、全部取り出すと退避タブのカードは消えます。

退避タブを戻す先は、退避したときのウィンドウの、退避したときの位置です。そのウィンドウが既に閉じていれば今アクティブなウィンドウへ、位置がタブ数を超えていれば末尾へ戻ります。

カードの「×」ボタンで「完全に破棄?」の確認が出ます。「はい」を選ぶと tmux セッションごと終了します。

退避タブのカードの右端にも「×」があります。こちらはタブバーのタブの「×」と同じ意味で、確認のあとそのタブの中のペインをまとめて終了します。カード本体のクリック(復帰)とは分かれているので、「×」を押しても勝手に復帰することはありません。

赤い破線の枠で「器なし(GUI 再起動で失われた)」と出るカードは、中身を抱えていた tmux セッションなどが既に無い、名前だけ残った退避です。「復帰」は出ません。「×」→「はい」で一覧から外すだけで、ほかのペインの tmux セッションには一切触りません。

退避ペインは元のタブ(由来タブ)を記録しています。たまり場ドロワーやサイドバーの tmux ビューでは、由来タブごとにグループ分けして表示されます。

ドロワーでは由来タブの中をさらに親の master ごとの見出しで分けます。見出しには master のプロファイル名とタイトルが出て(master 自身が退避中なら「退避中」と添えます)、master 自身のカードはその見出しの先頭に master の印付きで並びます。worker が分割して作った補助のペインも、元の master の見出しに入ります。親の master が既に閉じていれば「親 #番号 は閉じた」、分からなければ「親 master なし」の見出しになります。この関係は tako を再起動しても保たれます。

復帰操作はデフォルトで由来タブにペインを戻します。由来タブが既に閉じている場合は、現在アクティブなタブに復帰します。

Terminal window
# ペインをバックグラウンドへ退避(プロセスは生きたまま)
tako background --pane <pane-id>
# タブをまるごと退避(分割・比率・並び位置を保ったまま)
tako background --tab <tab-id>
# 退避中ペイン / 退避タブの一覧を JSON で表示
tako backgrounded
# 退避ペインを画面に復帰(省略時は由来タブへ戻る)
tako foreground <pane-id>
# 退避タブをまるごと復帰(元のウィンドウの元の位置へ)
tako foreground --tab <tab-id>

tako backgrounded の出力は 3 段になっています。

  • backgrounded — バックグラウンドのペインの平坦な一覧。退避タブの中のペインも shelved_tab 付きで載るので、1 本だけ取り出したいときはこちらを見ます。各ペインの vessel は中身を抱えているもの(tmux / direct / preview / web、none は器なし)、parent_master は親の master です
  • tabs — 退避タブの一覧(tab / title / origin_window / panes / tree)
  • groups — ドロワーと同じ「由来タブ → 親 master」のまとまり(origin_tab / title / origin / count / masters)

tako list の shelved_tabs からも同じ情報が読めます。

MCP からは tako_background_pane / tako_foreground_pane / tako_background_list / tako_background_kill で同じ操作ができます(タブ単位は tab 引数)。AI エージェントが「使い終わったペインを片付ける」「退避していたペインを取り出してユーザーに見せる」といった操作を自律的に行えます。