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コマンドカード

AI に「このコマンドを実行してください」と言われて、画面からコピーして貼ったら動かなかった。tako のコマンドカードは、その原因ごと取り除きます。AI はコマンドを会話に書く代わりにカードで渡し、あなたは「コピー」か「新規ペインで実行」を押すだけです。

スクロールすると、画面がその手順の状態に変わります。

画面からのコピーは、なぜ壊れるのか

Section titled “画面からのコピーは、なぜ壊れるのか”
  1. 会話に書いたコマンドは、ペインの幅で折り返される

    Claude Code などの AI は、会話をペインの幅に合わせて改行して描きます。長いコマンドは、画面の上では 2 行になります。

  2. 選んでコピーすると、折り返しが改行として入る

    画面から選んでコピーすると、その改行も一緒に入ります。隣のシェルに貼り付けると、コマンドが 2 行に分かれます。

  3. 実行すると、途中で切れたまま動く

    1 行目だけが実行され、2 行目は別のコマンドとして扱われてエラーになります。画面の文字からは「折り返し」と「本物の改行」を見分けられないので、コピーする側では直せません。

  4. カードなら、AI が渡した 1 行のまま

    tako では、AI がコマンドの文字列そのものを渡し、ペインの下にカードとして出します。「コピー」で入るのは渡された 1 行そのもので、ペインの幅には左右されません。

  1. AI は、コマンドを会話に書かずに渡す

    打ってほしいコマンドがあると、AI は会話に書く代わりに tako のツール(tako_show_command)でコマンドの文字列を渡します。tako master / tako solo で立てた AI と、その worker には、はじめからそうするよう指示してあります。

  2. ペインの下に帯が開く

    ターミナルが下から縮み、空いた帯にカードが出ます。会話や入力欄の上には重ならないので、読んでいる途中の文が隠れません。

    Claude Code で tako mod が動いているときは、帯ではなく Claude Code の画面の中に出ます(下で説明)。

  3. 「コピー」は、1 行のまま

    押すと「コピーしました」に変わります。入るのは AI が渡した文字列そのもので、折り返しの改行は入りません。

  4. 「新規ペインで実行」で、下のペインで走る

    AI のペインの下に新しいペインが開いて、コマンドが走ります。AI と話している入力欄には何も書き込まず、フォーカスも移りません。押すこと自体が「実行して」の合図なので、確認のダイアログは出ません。

  5. 結果は、カードに残る

    終わるとカードに「実行済み(終了コード 0)」と出ます。走っている間にもう一度押しても、2 本目は走りません。

  1. 1 枚に、手順ぶんのコマンドを並べる

    コマンドが複数あるときは、1 枚のカードに並びます(10 件まで)。それぞれに「1/2 件目」のような番号と、自分のコピー・実行のボタンが付きます。

  2. 改行を含むコマンドも、そのまま

    ヒアドキュメントのように改行が要るコマンドは、改行を保ったまま渡されます。カードの中で見た目が折り返されても、コピーや実行で使うのは渡された文字列そのものです。

  3. どれが失敗したかは、色で分かる

    実行の記録はコマンドごとに残ります。終了コード 0 は緑、それ以外は赤。終わったコマンドは、直してからもう一度押せます。

  4. 閉じると、画面が元に戻る

    カードの右上の × で閉じると帯が消え、ターミナルは元の高さに戻ります。1 つのペインに出せるカードは 3 枚までで、それを超えると古いものから消えます。

外出先でも、AI が出したカードをスマホから押せます。スマホから tako を開く準備は リモートアクセス にあります。

  1. スマホのペイン画面にも、同じカード

    外出先でスマホから tako を開くと、AI がそのペインに出したカードが画面の上に並びます。

  2. 全文を確かめてから、実行する

    「実行」を押すとコマンドの全文が出て、「PC で実行する」を押したときだけ走ります。誤タップでいきなり走ることはありません。

  3. PC の同じタブで走り出す

    実行先は PC のカードの「新規ペインで実行」と同じで、同じタブに新しいペインが開きます。走っている間、ボタンは「実行中」になって押せません。

  4. 記録は、PC とスマホで揃う

    終わると「実行済み(終了コード 0)」。PC のカードにも同じ記録が出るので、どちらで押しても状態は 1 つです。

    実行には、ペアリングのときに Interact 以上の権限を選んだ端末が要ります。見るだけ(Observe)の端末には「実行」が出ません。

    スマホからの接続は macOS 版で使えます。Windows 版は実機での通しの確認がまだです。

Claude Code の画面の中に出るとき

Section titled “Claude Code の画面の中に出るとき”
  1. 会話の中にカードが描かれる

    Claude Code のペインでは、tako が同梱する tako mod が、カードを Claude Code の画面の中(会話の行と、入力欄の上の帯)に描きます。ペインの下に帯は開かず、画面も縮みません。

  2. カードの[実行]をクリックする

    カードの [実行]を 1 回クリックすると、新しいペインでそのコマンドが走ります。[コピー]はクリップボードへ写すだけです。続けて押しても、同じコマンドが 2 本走ることはありません。

    キーで押すなら、ctrl+x → Tab で入力欄の上の帯に移り、y でコピー、r で実行します。クリックを渡さない設定(tako mouse off)のときは、カードにボタンを置かずこのキーで押します。

  3. 記録は、ほかのカードと同じ

    実行の記録はカードの行に出ます。ペインの下のカードやスマホと同じ記録なので、どこで押しても揃います。

    画面の中に描くのは Claude Code(2.1.294 以降)だけです。codex / agy ではペインの下の帯に出ます。Windows 版の tako mod は、実機での確認がまだです。

tako master / tako solo で立てた AI と、その worker は、何も言わなくてもカードで渡します。tako の MCP を繋いだほかの AI でも、「カードで出して」と頼めば出せます。

自分で出すこともできます。打ったペインの下にカードが出ます。

tako show-command "npm install"

カードのボタンは、CLI と MCP(tako_show_command)と同じ処理を通ります。人が押しても AI が押しても、結果は同じです。

やりたいことCLIMCP の action
カードを出すtako show-command "npm test"show(省略時)
出ているカードと実行の記録を見るtako show-command --listlist
コピーするtako show-command --copycopy
新しいペインで実行するtako show-command --runrun
閉じるtako show-command --dismissdismiss

対象は省略すると最新のカードの 1 件目で、--card と --index で選べます。オプションの一覧は CLI リファレンス にあります。

コマンドカードは Windows 版でも使えます。カードの表示と「新規ペインで実行」は Windows 実機で確かめていて、実行は PowerShell で行います。まだのものは次の 2 つです。

  • まだ スマホからの実行 スマホからの接続(tako remote)そのものが、Windows 実機での通しの確認がまだです。
  • まだ Claude Code の画面の中に出るカード(tako mod) 実装は macOS と共通ですが、Windows 実機での確認がまだです。
  • カードが出るのは、AI がツールで渡したときだけです。会話に書かれたコマンドを tako が見つけてカードにすることはしません(画面の文字からは、折り返しと本物の改行を見分けられないため)
  • カードはその場かぎりです。tako を終了すると消え、再起動しても戻りません
  • 1 枚に 10 件まで、1 つのペインに 3 枚までです。超えると古いカードから消えます
  • 改行とタブ以外の制御文字を含むコマンドは受け付けません(クリップボードやシェルに、見えないエスケープシーケンスが紛れ込まないように)。1 コマンドは 4096 バイトまでです

関連: MCP ツール一覧 / エージェント別の対応状況 / Windows 対応状況