リモートアクセス
AI に長い作業を任せて席を離れても、スマホから進み具合を見て、確認待ちに答え、続きを頼めます。サーバーで作業するときは、SSH 先のフォルダを手元と同じツリーとペインで開けます。
外出先から、スマホで続きを
Section titled “外出先から、スマホで続きを”用意するのは、Mac とスマホの両方の Tailscale(同じアカウントでログイン。個人なら無料プランで足ります)と、Mac の tmux(brew install tmux)です。スクロールすると、画面がその手順の状態に変わります。
つなぐ(最初の 1 回だけ)
Section titled “つなぐ(最初の 1 回だけ)”-
最初に 1 回だけ、tako remote setup
Mac とスマホの両方に Tailscale を入れ、同じアカウントでログインしておきます。あとは Mac の tako で 1 行打つだけで、確認が 5 段で進みます。Tailscale が入っていなければ、その場で入れるかを聞きます。
tako remote setup -
tako remote start で、QR が出る
起動すると、隣のペインに QR コードが開きます。中身は tailnet の中だけで開ける固定の URL で、合言葉やトークンは入っていません。ステータスバーの「リモート」を押しても起動できます。
tako remote start -
スマホで読んで、権限を選ぶ
スマホのカメラで QR を読むと「この端末をペアリング」が開きます。画面を見るだけなら Observe、返事やコマンドの実行もするなら Interact を選んで要求します。
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スマホは、Mac の承認を待つ
Mac で承認されるまで、スマホには画面のデータが 1 つも届きません。QR を他人に見られても、それだけでは何も見えません。
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Mac の画面で「許可」
Mac の tako に、端末名・ユーザー・ノードと権限の選択が出ます。承認と権限の引き上げは、この Mac の画面でしかできません(AI やスマホからは上げられません)。許可すれば、次からはホーム画面に追加したアイコンを開くだけです。
スマホからの接続は macOS 版で使えます。Windows 版はまだです(実機での通しの確認が済んでいません)。
スマホで続きを頼む
Section titled “スマホで続きを頼む”-
承認されると、ペインが並ぶ
タブごとにまとまったカードで、誰が(master / worker)何をしていて、どれが承認待ちかが一目で分かります。右上には AI から届いた「人がやること」の件数。
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会話を開いて、続きを頼む
カードを押すとそのペインの画面です。claude のペインはチャットで読めて、入力欄からそのまま指示を送れます。スマホから見ても、PC 側のペインの大きさは変わりません。
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AI が出したコマンドを、スマホから実行
AI がカードで渡したコマンドは、スマホにも「PC に出ているコマンド」として出ます。「実行」→「PC で実行する」で、PC の同じタブに新しいペインを開いて走らせます。今の会話には書き込みません。
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結果は PC とスマホで揃う
終わると「実行済み(終了コード 0)」。PC のカードにも同じ記録が出るので、どちらで押したかを気にしなくて済みます。
返事とコマンドの実行には Interact 以上の権限が要ります。足りないときは、その場から Mac へ「権限の更新」をリクエストできます。
スマホから新しく立ち上げる・ファイルを直す
Section titled “スマホから新しく立ち上げる・ファイルを直す”-
「+ 新規」で、新しいタブを立てる
一覧の右上から、master を起動 / ターミナル / SSH ターミナルの 3 つを選べます。選んだものは Mac の tako に新しいタブとして立ちます。
新しいタブとプロセスを作るので、Manage 以上の権限が要ります。足りない端末には、選択肢の代わりに理由が出ます。
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PC のファイルを見る
ファイルのボタンから、Mac の tako のツリーに出ているフォルダ(SSH 先も含む)をたどれます。Manage 以上の端末には、よく行くフォルダのショートカットと、ルートから全部たどる「このマシン」も並びます。
ファイルを読むのも Interact 以上です。画面を見るだけ(Observe)の端末からは、ファイルの中身を持ち出せません。
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開いて、直して、保存
開いたファイルはその場で編集して保存できます。書き戻しは Mac の tako の編集と同じ経路を通るので、外で書き換えられていたら上書きせずに止まります。手元に落としたいときは「端末に保存」。
スマホの画面はブラウザの「ホーム画面に追加」でアプリのように置けて、次からはアイコンを開くだけでつながります。AI から届いた「人がやること」も、一覧の右上のチェックリストから開いて返答・完了まで済ませられます(人がやること)。
SSH 先で作業する
Section titled “SSH 先で作業する”-
「リモート接続…」で、ホストを選ぶ
ファイルメニューの「リモート接続…」を開くと、
~/.ssh/configのホストが並びます。新しく覚える設定はありません。 -
いまのタブに、SSH のペイン
選んだ相手へのペインが、いま開いているタブに増えます。つながるまではペインの上に「接続中…」、失敗したら理由がそのまま残ります(黙って消えません)。
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つながれば、いつものシェル
あとは普通の SSH です。コマンドなら下の 1 行で同じことができ、AI も同じ操作でペインを開けます。
tako open-in remote dev-server -
SSH 先のフォルダが、ツリーに並ぶ
ファイルメニューの「リモートからフォルダを開く…」で、相手のフォルダがファイルツリーに SSH の札付きで並びます。鍵で入れる相手なら、ペインで ssh しただけでも tako が見つけて足します。
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開いて直す。保存はそのままリモートへ
ツリーから開いたファイルは、手元のファイルと同じようにプレビューして編集できます。保存はリモートへ書き戻されます。つながっていない間の保存は消さずに手元に残し、あとから送り直せます。
Windows でも使えます。ただし接続の使い回しが無いため操作ごとにつなぎ直し、パスワードでしか入れない相手は毎回聞かれます。ssh の検知による自動追加と、切れたあとの自動の再接続はまだです。
同じことはコマンドでもできます。tako remote-folder open は、フォルダをツリーに開くのと一緒に、そのフォルダへ cd 済みの SSH ペインも用意します(フォルダを省くと相手のホーム)。
tako remote-folder open dev-server 切断中に保存した内容は手元に残り、tako remote-folder pending で一覧、tako remote-folder push で送り直せます。
Windows では
Section titled “Windows では”スマホからの接続は macOS 版で使えます。Windows 版はまだです。SSH 先での作業は Windows でも使えますが、一部の動きが macOS と違います。最新の状況は Windows 対応状況 にあります(tako からは tako platform で引けます)。
- まだ スマホからの接続(tako remote) 止まる原因は取り除きましたが、Windows 実機で「セットアップ → 起動 → スマホから接続」を通しで確かめていません。確かめるまでは「使える」とは書きません。
- 一部 SSH のペインとリモートのフォルダ Windows の OpenSSH には接続の使い回し(ControlMaster)が無いので、操作ごとにつなぎ直します。鍵や ssh-agent で入れる相手は変わりませんが、パスワードでしか入れない相手はそのたびに聞かれます。切れたあとの自動の再接続と、ペインの ssh を見つけてツリーに足す動きもまだです(メニューやコマンドから明示的に開けば使えます)。
安全性の作り
Section titled “安全性の作り”公開インターネットには出しません。通り道と、2 つの関門は次のとおりです。
- 層① Tailscale のノード確認: tailnet にログインした端末だけが届き、tako 側でも Tailscale が保証する身元を確かめます。tako 自身は
127.0.0.1だけで待ち受け、LAN や外からは直接つながりません - 層② 機器ペアリング: tailnet の中の端末でも、Mac の画面で承認するまで画面のデータを 1 つも受け取れません。QR と URL は恒久固定で、合言葉やトークンを含みません
- 記録は中身を持たない: 接続・ペアリング・入力のバイト数は監査ログに残りますが、画面の中身と入力した文字は残しません
権限(role)は 4 段です。
| role | できること |
|---|---|
| Observe(既定) | 画面を見るだけ |
| Interact | + テキスト入力・承認応答・コマンドの実行・tako のツリーにあるファイル |
| Manage | + ペインを閉じる・リサイズ・新しく立ち上げる・PC 全体のファイル(このマシン)とショートカット |
| Admin | + 端末管理(一覧・失効) |
権限を上げられるのは Mac の画面だけです。 AI・CLI・スマホからは「お願い」までです。スマホで権限が足りない画面には「権限の更新をリクエスト」が出て、送ると Mac に承認ダイアログが出ます。許可されれば、スマホは読み込み直さずに続きができます。下げる・消すのは CLI / MCP からもできます(置き忘れた権限をその場で畳めるほうが安全側なので)。端末ごとの権限は 設定 → リモート で選び直せ、ステータスバーの「リモート」からは全端末をまとめて切る停止もできます。
tako remote devices list 起動していれば、再起動しても戻る
Section titled “起動していれば、再起動しても戻る”一度 tako remote start(またはステータスバーの「リモート」の起動ボタン)で起動すれば、tako や Mac を再起動しても自動で立ち上がり直します。止めるのは tako remote stop を 1 回。そのときは「起動していた」という記録も消えるので、以後は勝手に戻りません。戻せなかったときは、理由がステータスバーのリモートの表示と tako remote status に出ます。
tako を起動した直後など、立ち上げ直している途中に tako remote start / tako remote stop を打つと、「終わるまで待つ」と断ります(2 本目を起こさないため・止めても立ち上げ直しが戻してしまうため)。数秒〜数十秒で終わるので、tako remote status を読み直してから打ち直してください。
tako remote status | やりたいこと | コマンド |
|---|---|
| 最初のセットアップ(対話) | tako remote setup |
| 起動して QR を出す / 止める | tako remote start / tako remote stop |
| 固定 URL・登録端末・前回の自動起動の結果 | tako remote status |
| 端末の一覧・権限を下げる・失効 | tako remote devices list / role <id> <role> / revoke <id> |
| スマホのファイルのショートカット | tako remote shortcuts(add <path> / remove <path>) |
| SSH 先へのペイン | tako open-in remote <host> |
| SSH 先のフォルダをツリーに開く | tako remote-folder open <host> |
どれも MCP からも同じ操作ができます(承認と権限の引き上げだけは Mac の画面に限ります)。全オプションは CLI リファレンス にあります。
よくある質問
Section titled “よくある質問”Q: スマホで開くと 502 になる
Tailscale の serve が tako の待ち受けへつながっていない状態です。tako remote start はこれを起動の時点で見つけ、理由と次の一手を出して止まります。アプリ版の Tailscale はサンドボックスの制約で Unix ドメインソケットへつなげないため、tako は既定でループバックの TCP を使います。TAKO_REMOTE_ENDPOINT=unix を自分で設定しているなら、それを外して tako remote stop && tako remote start をやり直してください。
Q: Mac に Tailscale が 2 つ入っている(アプリ版と tailscaled)
2 つは別々の端末として tailnet に登録されます(名前の末尾に -1 が付くのはこのため)。どちらを使うかは tako remote setup で選べます。選び直すなら tako remote setup --tailscale auto(アプリ版があればそれ)か --tailscale standalone(自分で動かしている tailscaled)。いまどちらかは tako remote status の tailscale_variant に出ます。
Q: 証明書の公開ログにホスト名が載るのが気になる
Tailscale が HTTPS の証明書を取るとき、<マシン名>.<tailnet>.ts.net が公開ログに載ります(Tailscale の仕様)。マシン名に知られたくない情報を入れないでください。
Q: v0.5 以前の URL(trycloudflare.com / tako-remote.pages.dev)は使える?
いいえ。v0.6.0 で削除しました。移行手順は リモート接続の移行ガイド にあります。
- 人がやること(ユーザータスク) — スマホの
#/tasksから片付ける - リモート接続の移行ガイド — v0.5 以前からの移行
- CLI リファレンス —
tako remoteの全コマンド - Windows 対応状況 — 機能ごとの対応表